ニュース・フラッシュ
2017年2月12日
メキシコ
佐藤すみれ
メキシコ:鉱業投資の潜在性が残る国
2017年2月8日付け地元紙によると、メキシコ鉱業センター(SGM)関係者は、メキシコ国内には約800の鉱業プロジェクト(平均面積800~900㎢)が存在するが、そのうち開発に移行している案件は11%に過ぎず、国内外の鉱山企業にとってメキシコは非常に有望な投資先となる。現在、開発が進んでいる鉱区は確かな鉱床が確認されている地域であり、その他の鉱区にはまだまだ隠れた鉱床が多く眠っている。事実、SGMはOaxaca州、Chiapas州に4,000㎢におよぶプロジェクトを保有していると述べている。
最新のSGM年報によると世界的に鉱山向け投資は下降傾向にあり、2015年の投資総額は9,200百万US$で前年比19.3%減少している。他方、ラテンアメリカ諸国は投資先として注目を集めており、中でもメキシコはアメリカ大陸で第3位の投資対象国に位置付けられており、その総額はアメリカ大陸全体の28%、全世界の6%を占める。
