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ニュース・フラッシュ

鉱種:
2017年2月12日 メキシコ 佐藤すみれ

メキシコ:加First Majestic Silver社保有のSanta Elena鉱山に注目

2017年2月2日付け地元紙は、加First Majestic Silver社(本社:バンクーバー)が保有するSanta Elena鉱山を注目案件として特集している。概要は以下のとおり。nn同鉱山は、Sonora州都Hermosillo北東約150㎞に位置し、同社が保有する最も規模の大きい鉱山であり、その面積は51,172haを誇る。同社は2015年に同鉱山を154C$(118百万US$)で買収し、国内第6位の規模にまで押し上げた。同鉱山の露天採掘能力は3,000t/日、坑内採掘能力1,750t/日である。同鉱山はFirst Majestic Silver社が保有する鉱山の中で金生産量1位、銀生産量2位の鉱山である。2016年の生産実績は金48,674oz、2.60百万ozであった。
加Sandstorm Gold社(本社:バンクーバー)はFirst Majestic Silver社と金産出20%分の引取契約を締結しており、350US$/ozまたは市場価格での売却が行われていると推測される。nSanta Elena鉱山の生産コストは驚くべき数字であり、全維持コスト(AISC)は2016年第3四半期の主要企業平均値10.52US$/ozに対し、同鉱山は1.82US$/ozであった。他方、First Majestic Silver社は、2017年操業予測として、銀生産量が増える一方で2017年の生産コストはかなり上昇すると予測している。なお、同社は2017年の同鉱山銀換算生産量(計画)を5.4~6.0百万ozとしている。同鉱山の資源量は銀13.5百万oz、金210,000ozとされているが、14.3百万oz、226,000ozまで拡大する可能性がある。同社は、2017年にZacatecas州Ermitaño鉱山西部の探査を進める計画である。

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