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ニュース・フラッシュ

鉱種:
鉄鉱石
2017年2月13日 シドニー 山下宜範

豪:Rio Tinto、2016年の利益は増加、配当も予想を上回る

2017年2月8日、Rio Tintoは2016年の年間の決算を発表した。基礎的純利益(Underlying earnings)は51億US$であり前年比12%増となった。また純利益は46億1,700万US$であり前年の8億6,600万A$の赤字から黒字に転じた。

また2016年の通年での配当は1株当たり1.70US$(31億US$分)となった。これはRio Tintoの当初の目標であった1株当たり最低1.10US$を上回った。地元紙によればアナリスト達の予想であった1株当たり1.33US$も上回った。さらに同社は5億US$(6億5,400万A$)の自社株買いを実施することも併せて発表した。

なお、同社は2016年においては13億US$分の資産売却を発表又は完了させており、2017年においては既に24.5億US$の資産売却を発表している(2017年1月にNSW州Hunter Valleyの炭鉱事業を中国系のYancoal社に24.5億US$で売却することを発表)。この結果、2013年以降、2017年2月8日までの資産売却額は77億US$となっている。

一方で、同社は2016年は、3件の重要な成長プロジェクトに投資したとしている。これらは豪州のWA州のSilvergrass鉄鉱石鉱山、同じく豪州のAmrunボーキサイト鉱山及びモンゴルのOyu Tolgoiの坑内掘りの銅鉱山の開発である。

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