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ニュース・フラッシュ

鉱種:
リチウム
2017年2月17日 リマ 迫田昌敏

ボリビア:政府、蒸発資源公社創設に向けた法案準備

2017年2月12日付け地元紙によると、政府は、これまで国営鉱業公社COMIBOLのリチウム部門であった蒸発資源局(GNRE)を分離し、蒸発資源公社(仮訳、Empresa Pública Nacional Estratégica de Recursos Evaporitícos)を設立する法案を準備した。
同社は、リチウム電池、炭酸リチウム、塩化リチウム、硫酸リチウム、水酸化リチウム、塩化カリウム、硫酸カリウム、硝酸カリウムを生産するために、国内外の民間企業とJV契約を締結する権限を持つことになる。GNREは、2018年下期に年産50,000tのリチウム生産開始を目標に、ウユニ塩湖畔で900百万US$の開発プロジェクトを推進しているが、2016年8月、パイロットプラントで生産された25t弱の炭酸リチウムを中国などに9,200US$/tの価格で輸出するにとどまっていた。
これとは別に、COMIBOLは、2020年までに鉱業冶金産業に1,970百万US$を投資するという政府の計画の一部として、2017年の探鉱に120百万ボリビアーノス(約17百万US$)を投じると発表した。

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