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ニュース・フラッシュ

鉱種:
ベースメタル
2017年2月24日 リマ 迫田昌敏

ペルー:Constancia鉱山、2016年通年銅生産量は前年比26%増の133千t強

2017年2月22日、Hudbay Minerals社(本社トロント)は、2016年第4四半期と2016年通期の決算を公表し、このなかで、ペルーのConstancia鉱山(Cusco州)の2016年通年銅生産量が、前年の105,897tから26.0%増の133,432tであったことを明らかにした。
このほかの生産量は、金が、前年の18,839oz(約586㎏)から39.5%増の26,276oz(約817㎏)、銀が、前年の1,989,664oz(約61.9t)から38.7%増の2,760,332oz(約85.8t)と、いずれも大幅な増産を記録した。2016年通年のキャッシュコストは、前年の1.16US$/lb(生産銅量あたり)から1.09US$/lb(同)に改善した。
同社は、増産理由として、2015年第2四半期に商業生産を開始した同鉱山が、2016年に通年稼働したことと、回収率の改善をあげており、2016年第4四半期の銅回収率が、前年同期の79.8%から、81.6%に改善されたのは、粗鉱中の銅酸化鉱比率が低下したためだと述べている。同鉱山の2016年銅生産目標は11~13万tだった。同社は、同鉱山の2017年生産量が、粗鉱銅品位の低下により、銅金属量100~115千tになると見込んでいる(1月20日付け既報参照)。

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