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ボリビア:政府、Uyuni塩湖等のリチウム資源量調査を計画
2017年2月21日付け地元紙各紙によると、2月20日、Rafael Alarcónエネルギー大臣は、2017年内に、Uyuni塩湖をはじめとする国内のリチウム資源量調査を計画していると発表した。
調査は、認証を受けた技術者を有し、鉱量評価を行う資格を有する国際企業に依頼される。2015年に実施されたPotosí市のTomás Frías自治大学によるUyuni塩湖の調査では、10m以深では塩殻層中の微細空隙が小さくなってリチウム濃度が低下するとし、6~7百万tの間を見積もっている。また、2010年には、政府が、炭酸リチウムとして100~500百万tと発表している。一方、米国地質調査所(USGS)によれば、ボリビアのリチウム埋蔵量は40百万t(世界の22.7%)とされている(筆者注:USGSのCommodity Statistics and Information 2016ではIdentified lithium resourcesで9百万tとされている)。
他方、同大臣は国会に対し、リチウム商業化を管轄するリチウム鉱床公社(Empresa Estatal de Yacimientos de Litio de Bolivia、YLB)設立のための法案を提出したことを明らかにした。
