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ニュース・フラッシュ

鉱種:
2017年3月10日 リマ 迫田昌敏

ペルー:Minsur社の2017年金属生産量見込み

2017年3月6日付け地元紙によると、Minsur社(本社リマ)は、2017年金属生産量として、San Rafael鉱山(Puno州)の錫生産量が16,500~17,500t、Pucamarca鉱山(Tacna州)の金生産量が90,000~100,000oz(約2.8~3.1t)と見込んでいる。Pucamarca鉱山の2016年の金生産量は、前年比13%減の105,659oz(約3.3t)だった。nSan Rafael鉱山の2016年第4四半期の粗鉱錫品位は、前年同期の1.96%に比べ、1.80%と低下し、Pucamarca鉱山の2016年第4四半期の粗鉱金品位は、前年同期の0.57g/tから0.54g/tへわずかに低下した。nSan Rafael鉱山の2016年のキャッシュコストは前年から15.0%上昇して錫生産量1t当たり8,906US$、Pucamarca鉱山の2016年のキャッシュコストは前年比40%上昇して金生産量1oz当たり470US$となった。n2016年に124百万US$の設備投資を行った同社は、2017年に130~160百万US$の設備投資を行う見込みである。この中には、ともに2017年第3四半期完了を見込む、年産銅量90,000tのMina Justa銅プロジェクト(Ica州)のFSに対する25~30百万US$と、San Rafael鉱山廃さい回収プロジェクト(Bofedal 2プロジェクト、Puno州)のFSに対する9~12百万US$が含まれる。
同社CEOのJuan Luis Kruger氏は、1,300~1,500百万US$とされるMina Justaプロジェクトの資金調達について、JVパートナーまたは債券市場の利用を示唆した。また、同氏はBofedal 2プロジェクトについて、環境面での認可と地元コミュニティからの社会的ライセンスを受けた後、2018年の早期から建設を開始し、2019年後期までには生産を開始したいと述べた。

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