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ニュース・フラッシュ

鉱種:
2017年3月12日 メキシコ 森元英樹

メキシコ:加Silver Wheaton社、San Dimas鉱山との生産契約修正の可能性を示唆

2017年3月8日付け業界紙によると、加Silver Wheaton社(本社:バンクーバー)は、加Primero Mining社が保有するSan Dimas鉱山(Durango州)との生産契約を修正する可能性を示唆した。この背景として、現在、Primero Mining社は、Silver Wheaton社とで銀187t/年(最大)を4.2US$/ozで生産する契約を締結しており、メキシコ税務当局はスポット価格ではない販売に対し、現在の銀市況に応じた課税を行うべきであるとして、法廷闘争を行っている。
また、この問題の他、Primero Mining社は、2017年2月半ばからSan Dimas鉱山の労働協調契約更新交渉の決裂に伴うストライキ問題により、同鉱山の操業を一時停止しており、さらに、2016年11月からは、ニューヨーク証券取引所が基準とする1US$を下回る株価となり上場廃止問題等に直面している。nSilver Wheaton社幹部は、財政状況を改善するため、どのような契約変更が可能かを検討することは可能であるが、公正な補償がなされる必要があると述べた。しかしながら、如何に契約を変更することができるかについての詳細コメントはない。

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