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英:WPIC、2017年は白金12万ozの供給不足と予測
世界白金投資評議会(World Platinum Investment Council, WPIC、本部ロンドン)は、2017年3月9日付で最新の「Platinum Quarterly」を発行し、2017年の白金需給見通しを発表した。WPICによれば、2016年の白金市場は27万ozの供給不足となったとし、2017年は需要が6%減少、リサイクル分を含む総供給量が4%減少するとの予測から不足幅が狭まり、12万ozの供給不足となると予測した。白金市場の供給不足は2017年で6年連続となる見込み。
供給サイドについては、鉱山生産量、地金生産量及びリサイクル生産量がそれぞれ前年比3%、2%、6%と減少することから2017年度の総供給量は766万ozになると予測。特に南アとジンバブエの地金生産量の大幅な減少が起因している。
需要サイドについては、投資需要の大幅な減少、石油セクターからの需要減が起因し、6%減少の778万ozになると予測。自動車セクターからの需要は比較的安定し、僅かに1.5万oz減少した339万oz、宝飾品向け需要はインド及びその他地域の需要増が中国の需要減に相殺され1%減の253万ozになると予測された。
