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- 銅 亜鉛 コバルト ニッケル
豪:Vimy Resources社、連邦政府からMulga Rockウラン鉱山開発の認可を取得
2017年3月6日付けの地元メディアによれば、Vimy Resources社が計画するMulga Rockウラン開発プロジェクトは連邦政府から環境認可を取得した。これは同鉱山の生産開始までに必要とされる最終的な認可となる。同プロジェクトはこれより以前にWA州政府からも環境認可を取得していた。
同プロジェクトはWA州のKalgoorlieの北東約240㎞に位置する。マインライフは16年が予定されており年間1,360tの酸化ウラン精鉱の生産が予定されている。またウランの他に、銅、亜鉛、ニッケル及びコバルトも生産される予定である。生産されたウラン精鉱は道路輸送でアデレード港まで運搬されることになる。
緑の党(The Australian Greens)は今回の連邦政府による環境認可に対して批判をしている。同党によれば同プロジェクトの場所には希少で絶滅の危機に瀕した多くの生物が生息すること、また、豪州で最も乾燥した地域において1日に1,500万ℓの水を使用することになること、また、放射性の鉱滓の環境影響も長期に亘って続くことになると述べている。