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豪:WA州議会の選挙で労働党が勝利し政権交代
2017年3月11日に行われたWA州の議会選挙は野党・労働党が勝利し、自由党・国民党の連立政権から、労働党への政権交代が行われることとなった。
3月12日、業界団体の西豪州鉱山エネルギー会議所(CME)は労働党のMark McGowan新首相の就任を歓迎するとの声明を発表した。CMEのReg Howard-Smith CEOは「McGowan新首相がWA州の資源セクターを支持することを確信する」と述べ「州の利益のため資源セクターの成長に向けて新政権と協働することを期待する」と述べた。
連立与党の一部(国民党)が提唱していた鉄鉱石への課税強化については労働党は反対しておりCMEは労働党の立場を評価した。地元紙は選挙の最大の勝利者はBHP BillitonとRio Tintoであるとも報じている。
一方、ウラン開発については労働党は反対の立場であることから、地元紙は労働党の勝利はウランセクターに影を落としたと報じている。ただし労働党はウラン開発に反対であるものの、既に認可されたものはこの限りではないとしている。CMEや鉱業探鉱企業協会(AMEC)は、Vimy Resources社、Toro Energy社及びCameco社が計画している環境認可を取得済みのウラン開発プロジェクトが今後進行することを期待するとコメントしている。一方、反原子力の運動家はこれら企業が取得した認可は条件付きであり最終的な認可ではないとコメントしている。