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ニュース・フラッシュ

2017年3月17日 リマ 迫田昌敏

ペルー:Southern Copper社、Ilo製精錬所拡張について言及

2017年3月13日付け地元紙によると、Southern Copper社(本社米国)のOscar Gonzalez Rocha社長兼CEOが、同社のIlo製精錬所(Moquegua州)について、社内的に未決定であるものの、1.2百万tから1.8百万tへの年間処理能力の拡張可能性を検討中であると述べた。
投資額は約800百万US$を見込んでいるという。3月17日に環境省が大気に関する新しい環境基準案を発表する予定であることについて、同社長は、現在課せられている二酸化硫黄の日平均値80μg/㎥の基準は、世界で最も厳しい基準であり(筆者注:日平均値80μg/㎥の基準は製錬所などの一部の特別地域を対象とした基準であり、ペルー国内一般地域に課されている20μg/㎥の基準が世界で最も厳しい基準)、国際的基準に準じた基準を提示してくれることを望むと述べたうえで、拡張プロジェクトの社内承認は、発表される環境基準案と、それをクリアする技術レベルに影響を受けると語った。さらに、環境基準をクリアするためには、日本の技術に期待していると付け加えた。

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