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ロシア:Norilsk Nickel社、ボツワナ・BCLグループに対する法的手続きを開始
2016年12月1日付の現地報道等によると、Norilsk Nickel社は、ニッケル採掘の合弁企業Nkomati社(南ア)の持分売却に関する取引条件に違反したとして、BCLグループ(ボツワナ)に対する法的手続きを開始した。訴状はロンドン国際仲裁裁判所に提出され、BCLとのNorilsk Nickel Africa社株(Nkomati社の50%を所有)100%の売買契約は確定しており履行されるべきものと認めること、契約履行が不可能な場合にはBCLに対する賠償請求額を定めることを主に求めている。
Norilsk Nickel社は、2014年10月、BCL Investments社(ボツワナ政府管理下)へのアフリカ資産売却に関し、拘束力のある協定を締結したと発表した。Norilsk Nickel社は、取引の先行条件を全て期日どおりに履行し、2016年9月、最終的にNkomati社における持分50%の売却に対する南ア鉱物資源省の許可を取得した。
他方、Norilsk Nickel社は、取引成立に向け、買主であるBCL Investments社に追加期間を与えたが、同社は義務を履行しなかった。Nkomati社に関しては2016年中の完了が予定されていた。
