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パナマ:2017年は、Cobre Panamáプロジェクトにとって重要な年となる
2017年3月28日付地元紙によると、加First Quantum Minerals社(本社:バンクーバー)が5,480百万US$を投資するCobre Panamáプロジェクトは世界最大級のプロジェクトになる見込みであり、主力鉱物である銅に加え、大量の金、副産物であるモリブデン、銀を生産する。
同プロジェクトは、パナマ市西120㎞のColón州Donoso地区に位置し、4鉱区を合計した鉱区面積は13,600ha、加Inmet Mining(本社:トロント)が保有していた鉱区を、2013年、加First Quantum社80%、韓Korea Panama Mining Corporation(KPMC)20%で買収した。n2017年は、2018年の試験操業開始に向け設備投資がピークを迎えることから、同プロジェクトの試金石となる年である。なお、2015年の技術レポートによると、予定銅年間生産量は、2018年以降の20年間は328,000t、その後40年間は銅228,000t、モリブデン2,570t、金97,000oz、銀1,57百万oz。予想埋蔵鉱量は銅12百万t、モリブデン189,600t、金6.94百万oz、銀138百万oz、マインライフ中のキャッシュフローは27,211百万US$と推計されている。n2017年、同プロジェクトには過去最高となる1,060百万US$が投資されると報告されており、First Quantum社が640百万US$、残りをKPMC社が出資する計画である。なお、KPMC社は、加Franco-Nevada社(本社:トロント)と生産協定を結んでいる。
