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ニュース・フラッシュ

鉱種:
リチウム レアメタル
2017年4月3日 シドニー 矢島太郎

豪:Pilbara Minerals社、Atlas Iron社とリチウムに関するファームインJVを形成

2017年3月29日、Pilbara Minerals社(Pilbara社)は、Atlas Iron社が所有するWA州Mt Francisco探鉱鉱区でリチウムに関するファームインJVを形成したことを発表した。Pilabara社は、12か月間で230万A$の探鉱費を支出することで、同鉱区のリチウムに関する権益の51%を取得することが可能である。Pilbara社は230万A$を支出した後、さらに12か月間で100万A$を支出して追加調査を行うことで権益を70%とし、FSを完成して鉱山開発を判断した場合に80%の権益を取得することも可能である。nMt Francisco探鉱鉱区はPilbara社が所有するPilgangooraリチウム-タンタル鉱床の南西約50㎞に位置しており、ペグマタイトが露頭として認められ、リチウム-タンタル鉱床の胚胎が期待されるエリアである。Atlas Iron社の探鉱により、同鉱区におけるボーリング調査で掘進長10m間にLi2O 1.21%及びタンタル52ppmの鉱化作用等が確認されている。nPilbara社は自社のPilgangoora鉱床を含めたリチウム鉱床開発を実施する際に必要となる鉱石処理施設の利用及び港湾施設へのリチウム鉱石運搬業務をAtlas Iron社の施設を利用することなどについて合意する覚書(Memorandum of Understanding; MOU)にも署名を行ったことをあわせて発表している。

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