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ニュース・フラッシュ

鉱種:
鉄鉱石
2017年4月4日 シドニー 山下宜範

豪:Rio Tinto、自動運転による鉄鉱石の鉄道運搬は2018年末に全線で導入予定

2017年3月29日、Rio TintoのKellie Parker鉄鉱石計画、統合及び資産担当マネジングディレクターがパースで開催された鉄鉱石及び鉄鋼に係る会議の場で述べたところによれば、同社が導入している無人の自動ダンプトラックは、2016年においては従来型のダンプトラックと比べて各々平均で運転時間が1,000時間追加され、コストが15%削減された。同氏によれば自動運転のシステムは安全性の向上だけでなくメンテナンスの改善の効果もある。また自動掘削機はWest Angelas鉄鉱石鉱山で導入されており従来型と比べて平均で1,000時間長い運転時間となった。現在自動掘削機はYandicoogina鉄鉱石鉱山で運転が行われている。さらに同氏は自動運転による無人の鉄鉱石の鉄道運搬も進展していると述べ、2017年に運行を拡大し2018年末に全線で導入する予定であると述べた。同氏によれば自動運転によるシステムは鉱山のみならず他の産業においても一般的なものになってきている。

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