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ニュース・フラッシュ

鉱種:
鉄鉱石
2017年4月7日 メキシコ 森元英樹

メキシコ:加Primero Mining社San Dimas鉱山の労組ストライキ、8週間経過

2017年4月5日付け業界紙は、加Primero Mining社(本社:トロント)が保有するSan Dimas金・銀鉱山(Durango州)における労組ストライキ開始後8週間が経過したと報じた。同鉱山では、2017年2月15日から労使間の労働協調契約交渉の決裂に基づくメキシコ全国鉱夫・冶金・鉄鋼労組(SNTMMSSRM)支部員によるストライキ権行使により一部操業が停止している。同労組関係者は、希望退職補償、負傷若しくは障害労働者の退職事項について合意が見られるが、ストライキ期間中の給料等については未だ合意に達していないと述べている。Primero Mining社は、前もって労働者の賞与をカットする意図はないが、生産性向上を目的に人員を削減し、キャッシュフローの改善を図りたいとの考えを有している。なお、2016年の同鉱山の金生産量は、2015年の4.7tから2.9tへと大幅に減少し、同時に直接コストも559US$/ozから856US$/ozへと大きく悪化している。

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