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ニュース・フラッシュ

鉱種:
ベースメタル
2017年4月11日 シドニー 矢島太郎

豪:Sandfire社、WA州Monty銅金鉱床は開発可能とのFS結果を発表

 2017年4月6日、銅生産企業Sandfire Resources社(Sandfire社)は、同社のWA州DeGrussa銅鉱山の東方約10㎞に発見したMonty銅金鉱床のFSを実施した結果、同鉱床は高品位の塊状硫化物鉱床であり、DeGrussa鉱山の衛星鉱床としてDeGrussa鉱山の選鉱施設を利用して開発が可能との結果が得られたことを発表した。同鉱床の採掘可能な鉱石埋蔵量は80万t(Cu品位 9.4%、Au品位 1.5g/t)であり、坑内採掘によって3年間のマインライフで銅6.7万t、金1.9万oz(約0.6t)を生産可能である。同鉱床の開発には90mA$の費用が必要とされる。
 Monty鉱床の探査に関してSandfire社はTalisman Mining社(Talisman社)とJVを実施しており、現在Sandfire社がオペレータを務め70%の権益を所有、Talisman社が30%の権益を所有している。Sandfire社はMonty鉱床から採掘されたTalisman社の30%権益分の鉱石を買い上げ、鉱石全量はDeGrussa鉱山の選鉱プラントで精鉱の生産を行う計画である。Sandfire社はMonty鉱床の開発は2018年10~12月四半期に開始する予定である。

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