ニュース・フラッシュ
2017年4月11日
シドニー
山下宜範
豪:Turnbull首相、早期にウランをインドに輸出すると表明
2017年4月10日のメディア報道によれば、同日、インドを訪問中の豪州のTurnbull首相はインドのModi首相と共同記者会見を実施し、会見の中で両首相は再生可能エネルギー等の二国間のエネルギー協力を発展させると述べた。また、Turnbull首相は「インドに対して可能な限り早期にウランの輸出を開始することを望んでいる」と述べ、「インドの民生用の原子力プログラムへの燃料供給に必要な事項を満たすためにインドとの間で密接に作業を行ってきた」と述べた。豪印両国は2014年9月に原子力協定を締結している。
インドでは現在21基の原子炉が稼働しており、設備容量は578万kWであるが、2032年までに6,300万kWにすると計画されている。また、Modi首相は2019年までにインド国内全域に電力を供給すると公約している。インドではいまだ約4億人が電力供給を受けることが出来ないとされている。