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- 鉱種:
- 亜鉛 ベースメタル
英:亜鉛価格の上昇による鉱山生産量増加に伴い、2017年は亜鉛供給不足が解消される可能性有り
2017年4月11日付のメディア報道によると、亜鉛価格の上昇による亜鉛鉱山生産量増加により、2017年は供給不足が解消される可能性がある。2016年は主要亜鉛鉱山である豪Century鉱山及びアイルランドLisheen鉱山の閉山、その他亜鉛鉱山操業の一時停止により、供給不安が高まり亜鉛価格は著しく上昇した。主要鉱山閉鎖により亜鉛精鉱は供給不足とはなったが、亜鉛地金は在庫があり、そのギャップを埋めたことで供給は安定した。しかし、精鉱供給不足もすぐに緩和する可能性があるという。米Nyrstar社、印Rampura Agucha鉱山、ペルーAntamina鉱山などの亜鉛鉱山生産量は徐々に増加しており、2017年のこれらの生産量は2倍になると見られ、Glencoreが亜鉛操業の大部分を再開していないにも関わらず、その生産量はすでに高い水準になっている。Standard CharteredのNicholas Snowdonアナリストは、2017年は供給不足となり、2017年第4四半期には平均価格を3,100US$/tまで押し上げると予測しているが、供給不足が解消される可能性もあると警告した。
