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ロシア:RCC社、Kyshtym Copper Electrolytic Plantの生産能力拡大へ
2017年4月3日付の地元報道等によると、Russian Copper Company(RCC社)は、Kyshtym Copper Electrolytic Plant(チェリャビンスク州)の銅カソード及び銅線材の生産能力拡大に約6億7,000万RUB(ルーブル)を投資する。想定投資額は、①銅電解プラント近代化(2018年1月に完了予定)が3億8,000万RUB超、②銅線材プラントの生産能力拡大計画(2018年第3四半期に完了予定)が2億8,800万RUBである。
銅電解プラント近代化計画では、2つの電解槽列(各40槽)の追加設置、変圧器の交換、電解槽列の新規導線の設置、アノード残留物洗浄・積上機の設置が予定されており、また、アノードと母型の自動移動装置の設置、ステンレス製母型2,000基と新規換気設備の購入も行われる。
また、銅線材プラントの生産能力拡大では、高炉の燃焼システム及び鋳造機の近代化が予定され、自動鋳込装置、銅条処理台、圧延機その他設備の改良も行われる。この近代化により、Kyshtym Copper Electrolytic Plantの年産能力は銅線材が40%増の14万t、銅カソードが15%増の14万tに拡大する。
RCC社は2004~2016年に20件以上のプラント近代化プロジェクトを実施しており、この期間のKyshtym Copper Electrolytic Plant発展向け投資は総額26億RUBとなっている。
