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ザンビア:BMI Research、ザンビアの鉱業セクターは2021年まで堅調に成長すると予測
2017年4月10日付のメディア報道によると、英BMI Researchはザンビアの鉱業セクターは2017年から2021年の間に同国の規制環境の変更により堅調な成長が見込め、この間で年間平均5.5%成長すると予測している。同国では、2015年1月に鉱山・鉱物開発法(Mines and Minerals Development Act)で露天採掘及び坑内採掘における鉱業ロイヤルティ率の引き上げを行ったが、鉱業界の強い反発を受けたことにより2015年4月には撤回を表明。2016年5月には国会で鉱業ロイヤルティ率の大幅引き下げを提案した改正案が通っている。また、同国の銅生産量はアフリカ2位、コバルト生産量は世界トップ10に入ることから、銅及びコバルト需要の上昇が外国投資家を惹きつけており、今後更なる鉱山プロジェクトの増加が見込まれる。しかし、同時に電力不足及び政策の不確実性といった進行中の課題に併せて、同国政府が2017年末に生産コストを反映した電力費の引き上げを議論していることが鉱業会社の懸念点になっている。
