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ニュース・フラッシュ

鉱種:
ベースメタル
2017年4月21日 リマ 迫田昌敏

ペルー:Las Bambas銅鉱山、住民による主要アクセス道閉鎖解除

2017年4月19日付け地元紙によると、2016年10月からLas Bambas銅鉱山(Apurimac州)の操業に反対する地域住民によって閉鎖されていた同鉱山の主要アクセス道は、2017年4月11日に運輸通信省及び同鉱山を運営するMMG社(本社豪州メルボルン)が住民側と合意達成したことを受けて、4月18日に一部開通された。全面開通は数日以内に実現する見通しとなっている。運輸通信省によれば、幅30m、全長40㎞の主要アクセス道が通過する土地の利用権として、政府が1㎡あたり25ソーレス(約7.7US$)を支払うことで住民側と合意した。利権料の支払いは、土地の測量等を行う委員会の発足や現地作業を通じて、今後4か月以内に実施される計画となっている。Vizcarra運輸通信大臣は、主要アクセス道が通過する土地の利権料は政府が支払う一方で、アスファルト舗装工事に関しては政府とMMG社の双方が負担する計画となっており、同社が政府よりも多くの工事費用を負担する見通しとなっていると述べた。一方MMG社側は、これまで代替道による操業を行ってきたが、主要アクセス道が出来る限り早期に利用可能になることを望んでいるとの声明を発表している。

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