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ニュース・フラッシュ

鉱種:
2017年4月23日 メキシコ 森元英樹

ニカラグア:加B2Gold Mine社、2017年第1四半期の生産結果を公表

2017年4月19日付け業界紙によると、加B2Gold Mine社(本社:バンクーバー)は、同社がニカラグアで操業中の2つの金鉱山における2017年第1四半期の生産量を発表した。La Libertad 金鉱山及びEl Limon金鉱山の金生産量は、前年同期の1.2tから1.1tへ減少した。
La Libertad金鉱山の2017年第1四半期の金生産量は、前年同期の908㎏から888㎏に減少したが、粗鉱品位の向上、処理量の増加等により、当初計画より増加した。また、同社は、コミュニティーの移転作業によりJabali Antenna鉱床の開発作業の遅延を追加で発表した。当初、同鉱床からの生産開始を2017年第3四半期と設定していたが、生産開始時期も後ろ倒しとなる可能性が高い。このため、同鉱山ではSan Juan鉱床の開発を進める予定である。なお、同鉱床は開発に係る許可手続き中であり生産開始時期は未定であるが、2017年第4四半期の生産開始が見込まれている。なお、同鉱山の2017年金生産量は3.4~3.7t、直接コストは625~665US$/ozと見込まれている。
El Limon金鉱山の2017年第1四半期の金生産量は、金平均品位が2.92g/tから2.41g/tに低下した結果、前年同期の318㎏から276㎏に減少した。なお、品位低下に加え、金抽出プラント確認作業、高品位の鉱物が採掘されるSanta Pancha坑道の水問題が生産量低下に影響している。これらの問題については、既に鉱山の操業形態(デザイン)を改善し、新たな鉱山機械を購入し問題解決を図っている。なお、同鉱山の2017年金生産量は1.6~1.9t、直接コストは655~695US$/ozと見込まれている。

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