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ニュース・フラッシュ

2017年4月26日 メキシコ 森元英樹

メキシコ:鉱業支援策の不透明性、国際企業の関心を低下

2017年4月25日付け地元紙は、メキシコ鉱業に関心を有している多くの国際企業が、メキシコ政府の鉱山支援策の不足、不確実性を背景に投資を減少させていると報じている。
加シンクタンクFraser Instituteの報告書によると、鉱業国世界104ヶ国・州における鉱業投資環境の順位において、メキシコは2014年24位から2016年50位まで順位を下げており、今後、鉱業州の公共政策に影響を与えることとなる。メキシコ政府の統計を分析すると、2016年鉱業投資額4,700mUS$のうち、新規プロジェクト投資は約2割であり、将来、開発鉱山が減少するリスクがある。なお、メキシコ鉱業会議所(Camimex)は、メキシコの鉱山企業への課税、税額控除制度に大きな問題があり、国際企業のメキシコへの関心を薄めていると指摘している。

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