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ニュース・フラッシュ

2017年5月1日 メキシコ 森元英樹

メキシコ:Baja California Sur州のコミュニティ、連邦政府に鉱業推進要請を提出

2017年4月25日付け業界紙によると、Baja California Sur州の共有地(エヒード)San Antonioコミュニティのリーダーは、同州議会において鉱業推進に関する議論が行われることから連邦政府に対し政府の介入を要請したことが明らかになった。要請書は、経済大臣及び同省鉱業次官宛の要請書であり、同要請書の主な内容は以下のとおり。

  • Baja California Sur州の主要産業である観光業界が環境保護を望んでいる。しかし、Los Cabos市以外の市では、経済活動を前進させ、新規雇用を創設させる産業がなく、また、漁業、農業も同様であり、深刻な経済問題を抱えている。そのため、治安は不安定となり犯罪が発生し、治安は難題を抱えている。社会問題を解決する手段は、犯罪に手を染める人々を、悪い道から遠ざけることにあり、労働環境を整備する必要がある。
  • 同州議会では、鉱業禁止条例を検討している議員もおり、内容は、共有地の議論等があることから、鉱業権申請者が連邦当局に同申請を行う前段階でプロジェクを拒否する権限を州知事に与えるというものである。同法検討の背景には、鉱業は、化学品等による住民の健康への影響、地下水を汚染、気候変動に植生物の減少等がある。
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