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- 銅 ベースメタル
豪:BHP Billiton、2017年1~3月四半期は銅生産量が前年比44%減、生産目標を引き下げ
2017年4月26日、BHP Billitonは2017年1~3月四半期操業実績を発表した。同四半期において、チリのEscondida銅鉱山のストライキによる操業停止の影響で銅の生産量が22万7千tにとどまり、前年同期の生産量より44%減少した。同社は2016/17年度の銅の生産目標を162万tから133~136万tに引き下げた。
また、3月末に豪州QLD州に上陸したサイクロンDebbieが鉄道に大きな被害を及ぼしたことにより、好調だった原料炭の生産が停滞したため、同社は2016/17年度の原料炭の生産目標も4,400万tから3,900~4,100万tに引き下げた。
WA州における鉄鉱石の生産は雨の影響を受けたが、Jimblebar鉄鉱石鉱山に新しい鉱石破砕装置を導入したことにより、生産はほぼ順調に推移して1億7,100万tとなり、前年同期より1%の微増となった。同社は2016/17年度の鉄鉱石の生産目標を2億2,800万~2億3,700万tから2億3,100万~2億3,400万tに狭めている。今後、年間8,000万tを生産しているYandi鉄鉱石鉱山が5~10年で枯渇するため、同社はSouth Flank鉄鉱石鉱床の開発を進める計画である。
