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- 鉱種:
- 銅 ベースメタル
ペルー:Toquepala銅鉱山拡張及びCuajone銅鉱山最適化プロジェクトの進捗状況
2017年5月4日付け地元紙によると、Southern Copper社(本社米国フェニックス)が、2017年第1四半期業績を公表し、このなかで、同期末におけるペルーのToquepala銅鉱山(Tacna州)拡張プロジェクトとCuajone銅鉱山(Moquegua州)最適化プロジェクトの進捗状況を報告した。報告によると、Toquepala鉱山拡張プロジェクトの進捗率は58%で、これまでに予定投資額1,200mUS$のうち623mUS$が投資されたことを明らかにした。同プロジェクトは2018年第2四半期までに完了する見通しで、40mUS$のHPGRシステムの設置も2018年第1四半期までに終わる見込みである。新たな選鉱設備の導入によって年産銅量を100,000t増加させ、2018年の年産銅量を217,000t、さらに2019年には260,000tまで増産することが計画されている。一方、Cuajone鉱山最適化プロジェクトの進捗率は91%で、これまでに予定投資額216mUS$のうち175mUS$が投資されたことを明らかにした。同プロジェクトは、年間粗鉱処理能力43.8百万tのコンベアと破砕設備の設置が2017年第3四半期までに完了する。また、30mUS$の廃さいシックナープロジェクトも74%の進捗率で、2017年第2四半期までに終了すると、同社は述べている。
