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パナマ:加First Quantum Minerals社、Cobre Panamáプロジェクトの計画を修正
2017年4月28日付け地元紙によると、加First Quantum Minerals社(本社:バンクーバー)は、同社がColón州に保有するCobre Panamáプロジェクトに5,480mUS$を投資し、開発促進を図る。同社は、大規模となる同プロジェクトの立ち上げが円滑に進むよう、開発期間中に管理施設の整備や予備採掘などを行う考えである。また同社は鉱石処理量増加のため、8機のボールミル導入計画を有しており、導入後は1年当たり8~10百万tの鉱石処理が可能になるという。現在の工事の進捗状況は全体の55%まで進んでおり、2018年の試験運転を経て、2019年には完全生産に移行する予定である。当初、鉱石処理施設にはボールミルが6機設置され、加えて、2017年第4四半期には発電設備も稼働する予定である。また、同社は、韓国Korea Panamá Mining社とJVを組んでおり、財源確保を図っている。First Quantum Minerals社は損失額が増加しており、2016年第1四半期の損失額が49mUS$ であったのに対し2017年同は114mUS$にまで拡大した。なお、売上は720mUS$から766mUS$と増加、また、銅生産量が119,287t から132,356tに増加したものの、ニッケル生産量が7,106t から5,592tに、金生産量が56,191oz から 50,579ozにそれぞれ減少している。
