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ニュース・フラッシュ

2017年5月9日 シドニー 山下宜範

豪:WA州における探鉱の件数が増加、2012年以降で最多に

2017年5月5日、WA州の鉱山石油省は、2017年3月期(同年1~3月)における探鉱の作業計画の申請件数が、2012年3月期(同年1~3月)以降で最多になったと発表した。
同省によれば、WA州の企業は探鉱の実施に先立って作業計画の承認を得なければならないが、2017年3月期におけるこの承認申請の受領件数は計639件であり、前年同期比で50%以上の増加となった。今回の発表に際しBill Johnston鉱山石油大臣は企業のコンフィデンスに明るい兆しがあることを示していると述べた。
また同日、鉱業探鉱企業協会(AMEC)も今回のWA州の発表は同州の探鉱部門の回復を示すものだとする声明を発表した。同協会によれば探鉱部門のセンチメントは改善しており、鉱山企業による豪州証券取引所への新規上場も増加している。2017年1~3月の間では既に6社が新規上場を果たしており、更に今後数カ月のうちに8社が新たに上場予定である。しかしながら2016年通年で新規上場を果たした鉱山企業は8社のみであった。

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