ニュース・フラッシュ
2017年5月10日
ジャカルタ
山本耕次
フィリピン:新環境天然資源大臣、鉱業の継続を容認する立場を示す
2017年5月9日付地元メディアによると、新たに環境天然資源大臣に任命されたRoy Cimatu氏は、責任ある事業を継続する限り、フィリピンにおいて鉱業を行うことを認める態度を示した。先日解任された、Gina Lopez前大臣よりも中庸のスタンスを取っている模様。
Duterte大統領は2017年5月8日にCimatu氏を環境天然資源大臣に任命し、これに対し鉱業界からは歓迎の声が上がる一方、環境保護団体からは反対の意見が上がった。Cimatu大臣は、Lopez前大臣が閉鎖を命令した鉱山と同様に、操業を認めた鉱山にも注視していく考えを示している。環境保全の政策に関して、Cimatu大臣はLopez氏と会談を持つ計画である。
Cimatu大臣は、2002年に国軍参謀総長を務めた経験を有しており、中東特命公使も務めていた。
