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ニュース・フラッシュ

鉱種:
2017年5月12日 リマ 迫田昌敏

ペルー:Minsur社、2017年の探鉱方針

2017年5月10日付け地元紙によると、Minsur社(本社リマ)のDaniel Alazya新プロジェクト地質技師が、San Rafael錫鉱石処理プラントに粗鉱を供給するべく、2017年は、同社のNazareth錫プロジェクト(San Rafael鉱山から5㎞、Puno州)とSanto Domingo錫プロジェクト(Puno州)で多くのボーリングを実施する旨明らかにした。これらのプロジェクトはSan Rafael鉱山(Puno州)と類似の地質背景を有しているという。過去2年間で52,000m超のボーリングが行われたNazarethプロジェクトは、推定鉱量3百万t(錫品位1.53%)と見積もられている。また、San Rafael鉱山から30㎞離れたSanto Domingoプロジェクトでも、これまで16,000mのボーリングが実施されている。さらに、San Rafael鉱山から35㎞に位置するTaucaneプロジェクトにおいては、計10,000mのボーリング調査結果の一部として、着鉱幅11m間で錫品位12.7%の鉱徴の捕捉が報じられている。
金属価格の下落により、2016年の探鉱費を15.7mUS$まで削減した同社は、金属価格の回復により、2017年第1四半期の探鉱支出を5.4mUS$まで増やした。同社のSan Rafael鉱山での錫生産量は、2005年の42,145tをピークに、2016年の19,573tまで減少傾向が続いている。

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