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ニュース・フラッシュ

鉱種:
亜鉛 ベースメタル
2017年5月12日 リマ 迫田昌敏

ペルー:Shalipayco亜鉛プロジェクトの進捗状況

2017年5月10日付け地元紙によると、ブラジルVotorantim Metais社傘下のMilpo社(本社リマ)のJesús Valdiviaプロジェクト部長は、Shalipayco亜鉛プロジェクト(Junín州)におけるボーリング調査の進捗状況について明らかにした。同氏によれば、2017年に合計34,000mのボーリング調査を実施する計画で、鉱物資源量を7百万t増加させることが目標となっている。同プロジェクトは、鉛や銀を含むMississippi Valley型の亜鉛鉱床であり、その周辺に位置するCapilla、Ullupan、Ulcumayo等のエリアにおいても、2018年にサンプル採取や地図作成、ボーリング調査等をはじめとする探鉱活動を開始する予定であると説明した。さらに、同プロジェクトにおける商業生産が実現した場合、生産される鉱石は65㎞の距離に位置するEl Porvenirユニット(Pasco州)やAtacochaユニット(Pasco州)に輸送すること、将来的にCajamarquilla精錬所(Lima市)で必要とされる精鉱の30%を同プロジェクトから供給する見通しを示した。2008~2014年間に実施された、91,000mのボーリングを含む調査結果から、同社は、同プロジェクトの精測+概測+予測鉱物資源量を20百万t(Zn 5.6%、Pb 0.5%、Ag 40g/t)と見込んでいる。

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