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ニュース・フラッシュ

鉱種:
ベースメタル
2017年5月12日 リマ 迫田昌敏

ペルー:Pecoy及びTororume銅プロジェクトの進捗状況

2017年5月12日付け地元紙によると、Pembrook Copper社(本社バンクーバー)が、ペルーのPecoy銅プロジェクト(Arequipa州、保有権益80%)及びTororume銅プロジェクト(Arequipa州、保有権益100%)の進捗状況を公表した。同社の地質技師Eduardo Silva氏によると、同社は、2017年6月から、まずTororume斑岩プロジェクトにおいて、5,000mのボーリング調査を開始する。このための資金として2.5mUS$が必要とされるが、同氏はこの資金調達に楽観的であると述べた。
また、Tororumeプロジェクトの南8㎞に隣接するPecoy斑岩プロジェクトについては、すでに12mUS$を投資して38,000mのボーリング調査を実施し、カットオフ品位Cu 0.25%で429百万t(Cu 0.351%、Mo 0.011%、Au 0.059g/t、Ag 1.213g/t)のミネラルインベントリを設定しているので、2017年中に更なるボーリング調査を排除はしないが、探査の優先順位はTororumeプロジェクトにあると同氏は述べ、Tororumeプロジェクトでの地表の地化学探査異常エリアや物理探査異常エリアがPecoyプロジェクトでのそれらの3倍の広がりを有していることを明らかにした。
同社は現在、Pecoyプロジェクトにおいて、アクセス道路や電力調達などのエンジニアリング設計を行っており、NI43-101ベースの予想鉱物資源量レベルまで鉱量を更新させたうえで、2018年の予備的経済性評価に備えることにしている。同社は現在非上場であるが、2017年の計画が完了すれば上場の手続きを進めるものとみられている。

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