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メキシコ:加Timmins Gold社のキャッシュフロー、鉱山再生計画の見直しにより増加
2017年5月11日付け業界紙によると、加Timmins Gold(本社:バンクーバー)は、同社がSonora州に保有するSan Francisco鉱山、Ana Paula金プロジェクトが同社のキャッシュフローを上昇させる可能性があることを明らかにした。
・ San Francisco鉱山の計画では、2018~2023年に年平均3.2tを生産する。なお、2016年8月の鉱山計画では2023年までの同生産総量は14.0~15.6tと推計されている。また、本年の金生産量は、当初の2.2~2.3tから2.7~2.9tに上方修正された。同計画を遂行するためには、2017~2019年に44.9mUS$を投じる必要があるが、この内38.0mUS$は剥土・ズリ除去に当てられる計画である。
・ Ana Paulaプロジェクトでは、2019年下期に最終開発工事及び試運転が予定されており、2019年半ばまでに投資が進められる予定である。消費を見込む。122mUS$の投資額が見込まれている同プロジェクトは、間もなくプレFS調査が終了し、FS調査は2017年第3四半期に開始され、2018年初頭に開発工事の可否が決定される。なお、2017年4月、Guerrero州に位置するこの同プロジェクトは環境影響評価書の承認を得ている。
・ 2017年第1四半期の財務結果は、前年同期の純損失10.7mUS$から純益6.04mUS$へと大きく改善した。金売却量810㎏による(前年同期767㎏)売上高は、前年同期の28.6mUS$から32.3mUS$に増加。全維持コスト(AISC)は848US$/ozを維持した。
