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ニュース・フラッシュ

鉱種:
ベースメタル
2017年5月15日 シドニー 矢島太郎

豪:Newcrest社、NSW州Cadia East金銅鉱山の操業再開は7~9月四半期内の予定

2017年5月12日、豪州の産金最大手Newcrest Mining社は、4月14日2:30AMにCadia East金銅鉱山から約4㎞の地点で発生したマグニチュード4.3の地震の影響により、操業休止中の同鉱山の操業再開は7~9月四半期内になる予定であることを発表した。なお、同鉱山の操業再開にはNSW州政府にる坑内の安全承認が必要とされている。一方、付近に位置する同社のRidgeway金銅鉱山は同州政府による安全承認が不要のため、6月から操業再開予定である。
同社は現在、Cadia East鉱山の坑内採掘場Panel Cave 2(PC2)の復旧工事を順調に進めており、Panel Cave 1(PC1)の復旧工事を開始している。同社は復旧までに約2,500万A$の費用がかかる見込みと報告している。
2つの坑内採掘場PC1、PC2にある鉱石破砕装置のうち、PC1の装置が地震の影響で利用できない状況となっている。操業が再開してもPC1の鉱石をPC2の鉱石破砕装置へトラックで移動する必要があるため、生産効率が低下する予定である。同社は同鉱山の生産目標を2016/17年度の金73~82万oz(約22.7~25.5t)から2017/18年度は65~75万oz(約20.2~23.3t)に引き下げることを検討している。

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