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- 鉱種:
- 亜鉛 ベースメタル
ペルー:国内亜鉛生産企業の2017年第1四半期業績
2017年5月16日付け地元紙によると、このたび報告されたペルー国内の主要な亜鉛生産企業の2017年第1四半期業績は、前年同期比、各社おおむね増益となった。
ブラジルVotorantim Metais社傘下のMilpo社は、金属価格の回復が生産の減少とコストの上昇を凌ぎ、同期利益が前年同期の15百万US$から36.2百万US$に増加した。同期売上高は、前年同期の154mUS$から25%増の193mUS$だった。
Sierra Metals社のMinera Coronaユニットの同期利益は、前年同期の1.4mUS$の赤字から、12mUS$の黒字に反転した。同期売上高は、前年同期の12.5mUS$から38.5mUS$に3倍増となった。
San Ignacio de Morococha(Simsa)社は、同期売上高が、前年同期の27.3mソーレスから45mソーレス(約13.6mUS$)に増加し、同期利益は、前年同期の8.2mソーレスから20.6mソーレス(約6.2mUS$)の利益を計上した。
三井金属鉱業子会社Minera Santa Luisa社は、同期売上高が前年の8.5mソーレスから37.6mソーレス(約11.4mUS$)に増加し、前年の5mソーレスの損失に対し、12mソーレス(約3.6mUS$)に増加した。
Glencoreの亜鉛・鉛ユニットPerubar社は、同期売上高が5mUS$から4.4mUS$に減少し、前年同期の450千US$の損失から293千US$の損失に、損失幅が縮小した。
2016年の売上高が126mUS$、純利益が18.9mUS$だったMinera Raura社(Bresciaグループの亜鉛生産会社)は、2016年末にリマ証券取引所から上場廃止となった。
2014年1月、高い操業コストのためにSan Genaro鉱山を閉鎖した亜鉛・鉛・銅生産者Castrovirreyna社も、2016年中に業績を報告せず、2016年末にリマ証券取引所から上場廃止となった。
