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ニュース・フラッシュ

鉱種:
2017年5月22日 メキシコ 佐藤すみれ

メキシコ:国内主要鉱山企業のロイヤルティ未払い額、180百万US$

2017年5月16日付け地元紙は、メキシコ主要鉱山企業の2015年以降のロイヤルティ未払い額が180mUS$に上ると報じている。同額は、2014年に創設された鉱業特別税、鉱物を採掘又は抽出する鉱山企業は、EBITDA(減価償却前営業利益)の7.5%をロイヤルティとして支払うというものであり、鉱業界の税務コンプライアンスの下での政府のデータから算出した。未払い額のうち半分以上がGrupo México社に関連し、その総額は1,700mペソ(91.4m US$)に上る、また、その他はPeñores社963mペソ、Fresnillo社493mUS$、Frisco社189mUS$となっている。Peñoles社、Fresnillo社は、本件に対しロイヤルティの支払い義務は果たしていると反論しており、Frisco社はロイヤルティに加え、他の税金を支払うことでロイヤルティの義務を果たしていると述べている。なお、 Grupo México社はコメントを差し控えている。なお、本情報は、各社の納税申告と年次報告書に基づいて算出しており、直接、企業が法令違反を犯したことにはならず、ロイヤルティ算出を更に精緻に行う必要があるとのメッセージとなるものである。

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