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- 銅 鉄鉱石 ニッケル
ロシア:Talnakh選鉱プラント、金属回収率が計画値達成
2017年5月12日付の地元報道等によると、クラスノヤルスク地方ノリリスク工業地区のTalnakh選鉱プラント(Norilsk Nickel社所有、1981年操業開始)では、2017年4月、粗鉱からのニッケルと銅の回収率が計画値(ニッケル85%、銅97%)に達した。
Norilsk Nickel社は、2013年4月に同プラントの近代化を決定し、近代化されたプラントの第一フェーズが2015年1月に操業を開始した。第一フェーズ施設の操業開始後もプラントの鉱石年間処理量は横ばい(750万t)であったが、生産プロセス効率と製品の品質は向上した。
2016年の第二フェーズ施設の操業開始により、プラントの銅・ニッケル鉱石年間処理能力が1,000万tに拡大したことで、富鉱及び含銅鉱の大半が同プラントで処理される予定である。第三フェーズでは、2019年にプラントの鉱石年間処理能力が1,650万tに拡大する。また、Talnakh選鉱プラント近代化プロジェクトにおいては、精鉱の品質向上に伴い硫化物の量が減少し、非鉄金属生産トン当たりの硫黄の大気排出量が削減される。
