閉じる

ニュース・フラッシュ

鉱種:
亜鉛
2017年6月17日 メキシコ 森元英樹

メキシコ:ベルギーNyrstar社、メキシコ及びペルーの鉱山売却を進める

2017年6月14日付け業界紙によると、ベルギーNyrstar社は、同社がメキシコGuerrero州に保有するCanpo Morado多金属鉱山の売却契約を加Telson Resources社と締結した。Campo Morado鉱山は、亜鉛、銅、銀及び金を産出していたが、金属市況価格の低迷と鉱山保安に関する不確実性により、操業を一時停止し、2015年にはメンテナンス等による措置を講じていた。Nyrstar社は、金属生産に操業形態をシフトする計画であり、鉱山資産の売却を進めている。2017年4月の両社の契約合意の内容を見るとTelson Resources社は、合意から12か月以内にNyrstar社に20mUS$を支払う必要がある。同時に、Nyrstar社は、生産量に応じた利益を享受することとなる。なお、買収比率は、メキシコのコンサルタント会社Reynas Minas社が同鉱山運営の0.1%を保有し、残り99.9%をTelson Resources社が保有する。2017年5月、Telson Resources社幹部は、早急に同鉱山の操業を再開すると述べている。さらに、Nyrstar社は、同社がペルーに保有するCoricancha鉱山売却手続きを進めており、同社は、2017年6月末までに加Great Panther社と売却手続きが具体化する可能性がある旨述べている。

ページトップへ