ニュース・フラッシュ
2017年6月19日
モスクワ
黒須利彦
カザフスタン:Kazgeology社、レアアース鉱床の有望性評価プロジェクトを開始
2017年6月1日付の地元報道等によると、国営企業Kazgeology社は、「カザフスタンの主要鉱産地方のレアアース鉱床有望性評価プロジェクト」を開始した。こうしたプロジェクトが行われるのは、同国の独立後で初めてのことであり、レアアース原料の世界市場への供給が不足する中で、注目されるプロジェクトとなっている。
このプロジェクトにおいて、Kazgeology社は、2年間で、カザフスタンにおける主要レアアース鉱産地方全ての実地検証を行わなければならない。18の有望エリアが選ばれ、予想される資源量を算定し、今後の評価作業の方針を作成することになる。踏査は中央カザフスタンのKoktenkolエリア(全長283㎞)及びAkmaya-Zhanetskyエリア(全長406㎞)で行われる。
