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中国:防城港フェロニッケルプロジェクト、1年半の生産停止後再開へ
防城港市港口区工業情報化局によると、港口区にある広西金源ニッケル業有限公司のフェロニッケル生産ラインは、正式に生産再開した。2017年6月末に生産を開始し、7月中旬頃にフル稼働の状態になる。
金源公司のフェロニッケルプロジェクトは、第12次5か年計画期間中に防城港市が導入した大手プロジェクトの一つで、ラテライトニッケル製錬によりフェロニッケル(ニッケル含有量16.5%)を生産し、年間生産額は10億元以上である。2015年のフェロニッケル価格が下落したため、赤字が増加を続け、2016年1月1日より生産を停止していた。
2016年港口区委員会政府・区政府は2回に分け生産建設支援金として300万元を拠出し、生産経営の圧力軽減を図った。
防城港市の港口区工業情報化局によると、2014年インドネシア政府は3年間ニッケル鉱石輸出禁止令を発表し、インドネシア現地で工場を設置することを求められ、現地でフェロニッケルを生産し、中国国内に輸出している。今後、インドネシアからフェロニッケルを輸入することになると同時にフェロニッケル生産企業の原料供給も多様化し、新しい供給地を求める必要がある。鉱石を輸入する場合、新しい供給先を探す必要があり、積極的に市場の変動に対応しなければならない。
