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インドネシア:中国系企業が中央スラウェシ州でスティール工場建設に1.63bUS$を投資
2017年6月19日付地元メディアによると、中国鉄鋼企業Tsingshan Group社とDelong Group社は中央スラウェシ州に総計980mUS$を投資し、炭素鋼製造プラントを建設する計画を立てている。
インドネシア工業省が2017年6月17日に出した声明には、両社とMorowali工業団地を管理するPT Morowali Industrial Park社が、3.5mt/年の炭素鋼生産能力を持つプラントを建設する覚書を取り交わした。声明の中で、Tsingshan Group社はまた、Bintang Delapan Group社と工業団地内に700MWの発電所を建設する覚書を取り交わし、このため、650mUS$を投資する予定。今回の覚書取り交わしは、今年5月に行われたJoko Widodo大統領と習近平国家主席との2者会談での取り決めに基づくものである。nTsingshan Group社とBintang Delapan Group社のJVであるPT Sulawesi Mining Investment(PT SMI)は、昨年Morowaliにおいて600,000t/年の生産能力を有するニッケル銑鉄プラントを立ち上げている。PT SMIはまた、同地区において1mt/年の生産能力を有するステンレス工場を操業しており、生産されたニッケル銑鉄は同工場にて消費されている。
