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ニュース・フラッシュ

鉱種:
亜鉛 ベースメタル
2017年6月21日 北京 森永正裕

中国:2017年5月の亜鉛生産量は3年ぶり最低水準、不足が深刻化

安泰科によれは、中国精製亜鉛2017年5月の生産量は、3年ぶりの最低水準となり、世界最大の亜鉛メッキ金属生産企業の供給不足が深刻化している。
国家統計局のデータによると、中国精製亜鉛の5月の生産量は対前年同月比9.9%減の48.1万tであった。精製亜鉛の鉱石の一日平均処理量はわずか15,516t、2014年5月以降の最低値であった。2017年1~5月の生産量は対前年同期比1.7%減の244万tであった。
中国国内最大の亜鉛製錬所は3月以降生産を停止していた。国内の亜鉛供給不足が深刻化しているため、取引所の在庫は2009年以来の最低となった。過去2週間、精製亜鉛の現物プレミアム価格が上昇し、短期間内の供給が不足している。2017年4月、製錬亜鉛の輸入量は、過去1年で最高レベルに達し、今後さらに増加する見込み。

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