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ニュース・フラッシュ

2017年6月23日 北京 森永正裕

中国:インドが国内ボーキサイト輸入の確実な供給先になる見込み

安泰科によれば、中国税関統計データによると、2017年第1四半期、中国はインドから63万tボーキサイトを輸入、対前年同期比73.6%減少した。中国魏橋集団は、主にインドからボーキサイトを輸入している。同社は、ギニアからボーキサイトを輸入していたが、インドのボーキサイトで代替するようになった。2017年第1四半期、インドは中国に55万tのボーキサイトを輸出した。n2017年第1四半期、ギニアから中国への供給量は480万tで、対前年同期比185.6%増と大幅に増加した。インドのAshapura Minechem社によると、その供給量は継続的に増加し、主な輸入業者は依然として魏橋集団である。2017年、ギニアから1,500~2,000万tを輸入する予定。ギニアの一部の地域で産出したボーキサイトの品質はインドのボーキサイトより若干良い。長い目で見ると、海上運送コストによる影響を受け、インドは中国のボーキサイト資源の確実な供給先になる見込み。インドのボーキサイト年間生産能力は1,500万tを達成可能。2016年に、当該企業は430万tボーキサイトを販売しており、2017年の売上量は700万tに達する予想。
中国が輸入したボーキサイト鉱石の月間消費量は580万tに達した。2016年だけで5,200万t近くのボーキサイトを輸入した。2017年の輸入量は6,500万tに達す可能性がある。山東省で新しい製錬所を設立しており、インドからの輸入は継続的に増加する見込み。

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