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ニュース・フラッシュ

鉱種:
鉄鉱石
2017年6月29日 シドニー 山下宜範

豪:Fortescue社、自動運搬トラックの増加等、生産性向上等の投資計画を発表

 2017年6月27日、Fortescue Metals Group社は自動運搬トラックの増加等の安全性、生産性及び効率向上のための投資計画を発表した。
 Fortescue社は2012年からSolomon Hub鉄鉱石鉱山(WA州)にてCaterpillar社の自動運搬技術(AHS)を導入して現在56台の自動運搬トラックを稼働させている。
 Fortescue社はこれにより20%の生産性向上が達成されたとしている。今後、12台の793F型トラックが自動運搬トラックに転換される予定であり更なる生産性向上を図る計画である。
 また2017/18年度からChichester Hub鉄鉱石鉱山(WA州)においてもAHSを導入する計画が進行中であり、現在サプライヤーとの交渉が行われ、同鉱山内のCloudbreak及びChristmas Creek両鉱山のITネットワークのアップグレードも計画されている。今後、約100台のトラックが自動運搬トラックに転換される予定であり、Fortescue社はSolomon Hub鉱山と同様の生産性向上を期待している。
 この他、Fortescue社はCloudbreak鉱山において革新的な移転可能なコンベアの試験も実施予定である。nFortescue社では、これらの技術の導入により運搬コストを削減し、剝土比の上昇を相殺していく計画である。これらは2017/18~19/20年度の3年間に亘って実施される。同社のNev Power CEOは「最良のコストカーブを維持し、安全性と生産性の向上、コストの削減を継続する」と述べている。

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