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ニュース・フラッシュ

鉱種:
鉄鉱石
2017年6月29日 ロンドン ザボロフスキ真幸

英:BMI Research、鉱山企業は今後も資本支出及び供給量の管理を継続して行うと言及

メディア報道によると、BMI Research社(BMI)が2017年6月27日に発効した「Mining Mid-Year Update : Key Themes For 2017」レポート内で、グローバルコモディティ価格が緩やかに回復しているにも関わらず、鉱山企業は今後数年間にわたり、債務削減及び高効率化を通して資本支出及び供給量を厳格に管理することに重点的に取り組み続けるとした。資金調達の面では、市場の改善により鉱業セクターへの銀行貸出が戻るとしたが、それでもプライベート・エクイティは鉱業プロジェクトの資金調達において今後もますます重要な役割を担うと予測され、同時に鉱山企業ではリスクシェアのためのJV提携が増えるだろうと強調した。さらに、今後3年間は鉱山企業は資本支出を緊縮し続けるとし、過去経験したような市場ボラティリティに左右されない強固なキャッシュフローを確保するだろうとした。その一方、効率化を進めるテクノロジーへの投資は継続されると同時に、アセット拡張への投資も重点的に取り組まれるだろうとしたが、グリーンフィールドへの投資は最小限に抑えられえると見ている。コモディティの種別では、石炭、鉄鉱石、鉄鉱への投資は減少すると予測されたが、銅及び錫への投資は持続するとされた。

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