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2017年6月30日 ロンドン ザボロフスキ真幸

タンザニア:鉱業及びエネルギー契約内容の変更を可能とする法案を政府が議会へ提出

2017年6月29日付のメディア報道によると、タンザニア政府は同日に鉱業及びエネルギー企業に対して天然資源の契約を強制的に再交渉または解消させることが可能な法案3件を議会に提出したと報じている。Magufuli大統領は、改革は透明性の向上及び企業がこれまで支払ってこなかった公平な税制、罰金から歳入を増やすものであると述べた。グローバルコンサルタント会社Teneo Intelligence社のVice president、Ahmed Salim氏は鉱業セクターにおいて前例のない深刻な攻撃であると言及。また、政府と民間セクター間での協議がなかったため、国内外の主要企業は同ニュースを初めて知ることとなったとし、外国からの投資の面で非常に深刻な結果をもたらすだろうとしている。報道では、鉱山企業で影響が及ぼされる可能性があるのはAngloGold Ashanti社、Acacia Mining社、Petra Diamonds社と伝えられた。さらに、Acacia Mining社のプレスリリースによると、タンザニア政府は新たな財政法を制定し、2017年7月1日から輸出されるすべての鉱物にクリアリング手数料1%を課すとした。政府はクリアリングハウスを国際空港、鉱山、国境付近といった鉱物が出荷される場所に設置するという。

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