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- 鉱種:
- 銅 ベースメタル
ロシア:Mikheevskoe斑岩銅鉱床で選鉱プラント建設へ
2017年6月15日付の地元報道等によると、ロシア国家審査総局は、2017年6月、Mikheevsky採鉱選鉱コンビナート(チェリャビンスク州)の選鉱プラント建設計画に関して肯定的結論を出した。Mikheevsky採鉱選鉱コンビナートは、Mikheevskoe斑岩銅鉱床(ロシア最大級、世界でもトップ50に入る規模の銅鉱床で鉱石埋蔵量4億t)の開発のため、Russian Copper Company社(RCC社)が2013年に建設した。当該プラントでは、コンビナートの採鉱場で採取される硫化銅鉱石の処理・選鉱用で、粗鉱年間処理能力1,800万t、銅精鉱年産能力28万800tを予定している。
選鉱プラントは特に危険かつ技術的に複雑な施設に分類されており、その鉱業廃棄物である最終尾鉱を鉱泥として計画中の鉱滓ダムに入れ、浄化した水をポンプでプラントに戻し利用する。鉱滓ダムの想定容量は1億6,647万2,000㎥で、プラントの粗鉱年間処理能力が1,800万tであれば12年間収容可能となる。
