ニュース・フラッシュ
2017年7月5日
シドニー
山下宜範
ソロモン:環境保護団体、Pacific Bauxite社の探鉱に反対し政府に対して訴訟を起こす計画
2017年7月3日付けのメディア報道によれば、ソロモン諸島の環境保護団体は、Temotu州において豪州企業が計画する探鉱の実施に反対し政府に対して訴訟を起こす計画である。
報道によれば、ボーキサイトの開発を実施する豪州のPacific Bauxite社は、Temotu州のあるSanta Cruz諸島において探鉱を実施するためのライセンスを取得し土地保有者からも同意を得たと主張している。
しかし環境保護団体のTemotu保護・持続的開発協会によれば、同意を得たとする土地保有者達は今後何が起きるのかを理解していなかったとして、その多くは合意を撤回しようとしている。同協会会長は、中央や地方政府は土地保有者達の懸念に対して何も実施していないと述べ、また、Pacific Bauxite社への探鉱ライセンスも法律に従って付与されていないとして、政府に対して訴訟を起こすことを計画している。